ROLLICKING

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2014.10.23お知らせ

中野シロウ×岡本博(TOYS McCOY) スペシャルインタビューを掲載

「中野シロウ×岡本博(TOYS McCOY)」のスペシャルインタビューを掲載いたしました!

2人の出会いから、ローリッキングのライダースジャケットやエンジニアブーツの制作秘話まで、お楽しみください。

中野シロウ×岡本博

2014.10.23

中野シロウ×岡本博(TOYS McCOY)

対談:中野シロウ(ROLLICKING)×岡本博(TOYS McCOY)
聞き手:藤木将己(WAREHOUSE)

岡本 博 藤木 将己

岡本さんのこだわりを知っているから全てを任せられる

ローリッキングのライダースジャケットやエンジニアブーツを製作しているのがトイズマッコイの岡本 博さん。
アメカジやミリタリー&ライダース好きとって憧れの存在である岡本さんと中野さんの出会いから、
コラボレーションに至るまでのお話、そしてモノ作りにかけたお互いのこだわりについて聞いてみた。

昔から岡本さんのファンで、お店に並んだこともあります(中野 シロウ)

まずはクラシックカー談義。フィギュアやホビー、ヴィンテージクロージング、お酒など話は尽きない。

まずはクラシックカー談義。フィギュアやホビー、ヴィンテージクロージング、お酒など話は尽きない。

藤木 「おふたりの出会ったきっかけは何だったんですか」

中野 「僕はお店に並んでいたくらい岡本さんのファンでしたから。それで、ビリケン商会(東京・南青山にあるヴィンテージ&アンティークトイの老舗ショップ)の三原さんに岡本さんを紹介してもらう約束をしてたんだけど、約束の前に地元の商店街で偶然岡本さんを見かけて、僕から声をかけたのが最初です。岡本さんは僕のことを知らないから、『来週合う予定の中野です』って挨拶したんですよ(笑)」

岡本 「偶然同じタイミングで同じ町に引っ越してきてたんだよね。それ以来、よく一緒に呑むようになって、コラボレーションは仕事というよりも、お互い楽しそうだからやっている感じかな」

藤木 「お互いの印象は?」

中野 「岡本さんが作るアイテムは価格もそれなりにするけれど、それ以上の満足感を与えてくれる。岡本さんはブランドとして広くみんなに愛されようとしていないでしょ。分かる人にだけ分かってもらえればいいみたいな。その姿勢を貫き続けているのがかっこいい。売り上げだけを考えたら、それはなかなか難しいですから」

岡本 「中野くんは僕から見ると若いんだけど、ヴィンテージウェアやフィギュア、ホビー、クラシックカーなんかの話が合う。趣味にかける行動力がすごくて、昔のかわったオモチャやフィギュアなんかを集めてるんだけど、それが作品作りにしっかり反映されている。遊んでばかりいるようで、実はすべてがモノ作りに繋がっている」

レザージャケットの製作で岡本さん以外の選択はない(中野 シロウ)

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岡本さんこだわりのBECK 333modelをベースにしたローリッキングのコラボジャケット。そのこだわり抜いたクオリティはコラボの枠を超えた激レアスーパーアイテム級。

藤木 「コラボアイテムはとても素晴らしい仕上がりで、僕も欲しくなりました(笑)。こだわったポイントは?」

中野 「本格的なモノはトイズマッコイにあるので、僕はバイクに乗らない人がカッコ良く着られるライダースにしてもらいました」

岡本 「フィッティングや着心地はいいはずだよ。通常は1.3mm厚のホースハイドだけど、これは1.2mmくらいに漉いた革を使用しているから。A-2が1.1mmだからちょうど中間くらいの革厚だね。バイクに乗るなら厚い方が安心なんだけど、これはファションとしてのカッコ良さ追及している。アームホールはややタイトで、着丈も少しだけ長く、スタイリッシュに仕上げてある」

中野 「オリジナルにはないネイビー×サックスのコンビカラーや、このために削り出してもらったスタッズも効いています。かなりわがままなリクエストに応えてもらいました(笑)」

岡本 「ベースモデルをカスタムするつもりだったけど、作ってみたらほとんどワンオフのフルオーダーですよ(笑)。中野くんの頼みじゃないと絶対にやんない(笑)」

藤木 「何枚作ったんですか?」

岡本 「3サイズで合計6着くらいだっけ? うちは社内に優秀なパタンナーがいるからできるけど、この枚数でサイズをそろえるなんて他では絶対にできないよ(笑)」

中野 「完全に利益度外視ですみません(笑)。でもレザージャケットをお願いするならトイズマッコイ以外には考えられなかった。業界のカリスマに作ってもらった、ほぼワンオフのスペシャルアイテムですからね。しかも枚数少ないし(笑)。激レアですよ」

エンジニアにファスナーなんて普通は頼まれても付けないよ(岡本 博)

カラーリング、アウトソール、タロンファスナーなど街履きとしてラクに履けることを目指したコラボエンジニアブーツ。

カラーリング、アウトソール、タロンファスナーなど街履きとしてラクに履けることを目指したコラボエンジニアブーツ。

藤木 「エンジニアブーツはいかがですか。ヒールの付いていないのがとても新鮮です」

中野 「僕は街履きがメインなので疲れにくいビブラムソールにしたかった。ビブラムのエンジニアは他にもあるけど、岡本さんは『ヒールのないエンジニアなんて邪道』って絶対に思っているはず。だからこそ岡本さんに作ってもらいたかったし、価値があるんです(笑)。また無理を言ってコンビカラーにしてもらったのもポイントだし、さりげなく『Rollicking』の型押しも施されています」

岡本 「しかも、ブーツの後にファスナーを付けされられたからね。トイズマッコイでは絶対にしないよ」

中野 「岡本さんが作るクラシックスタイルのエンジニアは筒が細くて本当にカッコ良いんですよ。でも、甲高の人は足入れしづらいし、街履きには絶対あった方が便利だからって、タロンの一番大きなジッパーを付けてもらいました。だから気軽に履けるんです。履き始めて3カ月くらいですが、いい感じに馴染んできましたね。履けば履くほど味が出るってのを実感しています」

岡本 「やっぱり使っている革がいいからね。うちは原皮の状態で輸入して、なめしの段階から細かくオーダーして作っている。そこはトイズマッコイのこだわりだから」

中野 「工場にも行ってみたけど、裁断や染め、縫製など職人さんのスキルの高さがハンパじゃなかった。革のいい部分しか使わないから廃棄される革の量がものすごくて驚きました。採算度外視ってのはまさに岡本さんのことですよ(笑)」

 

 

ふたりが作り出すコラボレーションの続き

トイズマッコイでは今季からマリリン・モンローのコレクションがスタート。A-2に描かれたバックペイントは岡本氏の描き下ろし。

トイズマッコイでは今季からマリリン・モンローのコレクションがスタート。A-2に描かれたバックペイントは岡本氏の描き下ろし。

藤木 「これからのコラボレーションの展開は?」

中野 「メンズアイテムはもちろんだけど、僕としては岡本さんとレディースのクロージングを作ってみたい。でも、岡本さんの視線がレディースに向いていないから、振り向くまで待っていようかと」

岡本 「今、トイズマッコイの新しいコレクションが忙しくてね…。マリリン・モンローのライセンスを取得できたから、やらなきゃいけないことがいっぱいで…」

中野 「わかりました。では、クロージングは後回しで、トイズマッコイが持っている最高級の革で女性向けのバッグを作りましょう。あっ、今猛烈にイメージが沸いてきました。続きは呑みの席で(笑)」

世界1500足限定で、2011年に発売された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」モデルの2011 NIKE MAG。中野さんの驚きのコレクションにおふたりは興味津々。

世界1500足限定で、2011年に発売された映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」モデルの2011 NIKE MAG。中野さんの驚きのコレクションにおふたりは興味津々。